2021.04.08

男性のカンジダとは?性器カンジダ症の症状や治療・予防法について解説

カンジダはカビによる性感染症(性病)の一種です。女性には頻繁にみられる一方、男性の発症は少ない病気です。しかし、免疫力の低下や性器の状態によって自己感染することが多い病気でもあります。今回は男性のカンジダ症について症状や原因、治療方法についてを詳しく解説します。

男性に現れるカンジダの症状とは?

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女性に多いといわれるカンジダですが、男性にも発症する感染症です。男性には一体どんな症状が現れるのでしょうか?
男性に現れるカンジダの具体的な症状について紹介していきます。

代表的なものは亀頭や包皮の症状

男性がカンジダに感染すると、亀頭炎・包皮炎によるかゆみ、ただれ、違和感などの症状が起こります。

見た目の症状としては、
・びらん(赤くただれる)
・白苔(白いカスのようなものが出る)
・紅色丘疹(皮膚に赤みが広がる)
・浸軟(皮膚が水分でふやけてる状態)
・発疹
・水疱

などが代表的です。

亀頭炎・包皮炎のカンジダは、その症状から主に3つのタイプに分けられます。

・発赤タイプ…亀頭表面にポツポツした赤い点が出る
・ウェットタイプ…カリ首の周辺(亀頭環状溝という)に白いカスがたまる
・乾燥タイプ…亀頭表面部分がまるで乾燥したようなパリパリとした状態になる

まれに尿道炎につながることがあり、軽い排尿痛が起こることも。二次感染などで悪化した場合には、包皮から膿が出たり、腫れたりすることもあります。

h男性の場合は無症状であることも

女性の膣カンジダではおりものや外陰部のかゆみで顕著な症状が起こることが多くありますが、男性は性器にカンジダを保有していたとしても、自覚症状がないまま自然治癒することがあります。潜伏期間が長く、ストレスなどの要因で発症することも特徴です。

無症状の場合は、カンジダの保菌者であってもカンジダ症とは診断されません。そのため、治療の必要はありません。
しかし少しでもかゆみや違和感を感じたら、クリニックを受診することが大切です。自分の症状が軽いことで放置すると、性行為によってパートナーがくり返しカンジダを発症してしまうことにもつながります。

男性にカンジダが発症する原因

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カンジダの原因であるカビ(真菌)は、誰もが体に保有している常在菌です。カンジダ症は性感染症の一種なので性行為で感染すると思われがちですが、実はカンジダは性行為をしていなくても発症するケースがあります。ここでは、男性にカンジダが発症する原因について詳しく紹介していきます。

主な原因は自己感染

カンジダの主な原因は、性行為ではなく実は自己感染です。主に下記がきっかけとなって発症します。

・疲労
・ストレス
・風邪
・体調不良
・免疫力、抵抗力の低下
・抗生物質、ステロイド剤の服用
・性器まわり、下着の中の蒸れ

カンジダの原因であるカビ(真菌)は常在菌です。このカビは、皮膚や口腔内、性器周辺をはじめ体表に存在している菌となります。
健康であれば通常は増殖して炎症が起きることはありませんが、疲れや体調不良、ストレスなどで免疫力・体の抵抗力が低下しているときや、抗生物質・ステロイド剤の使用などが引き金となって異常増殖し、発症することがあります。
ほかにも消耗性の疾患(糖尿病やがんなど)の場合にも発症しやすくなります。

抗生物質やステロイド剤を服用したときにカンジダが増殖しやすくなるのは、抗生剤により性器に定住するほかの常在菌がなくなってしまい、ホルモンバランスが崩れるため。それが要因でカンジダの異常増殖を引き起こします。

性行為でカンジダは感染する?

カンジダは性行為で感染します。しかし、性行為での感染は全体の5〜10%とされ、確率は自己感染の方が高いのです。
ですが前項でもご紹介したように、免疫力が弱まっているときはカンジダを発症しやすくなるため、そういったタイミングでは性行為によるカンジダの発症確率も高くなります。

男性は性器が体の外側にあるので、性行為の後によく陰部を洗い流すことで、発症確率を下げることができます。

しかし、包茎の人は注意が必要です。包茎の場合は付着した菌をすべて洗い流すことが難しく、亀頭部分に雑菌が溜まりやすいので、カンジダを発症する確率は高くなります。また、菌を増殖させやすいので二次感染や症状の慢性化も起こりやすくなるのです。

男性のカンジダの治療や予防

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男性がカンジダに感染した場合、クリニックではどのような流れで検査・治療していくのでしょうか。また男性がカンジダの症状を放置してしまった場合のリスク、カンジダの予防方法についても紹介します。

処方される軟膏や服用薬で早期治療を

男性のカンジダの場合、一般的に尿や皮膚擦過による検査を行い、抗真菌剤で治療します。

検査から結果が出るまではおよそ1週間ほど。
尿道に症状がある場合は服薬剤が、皮膚の場合は抗真菌の軟膏が処方されます。抗生物質やステロイド剤、免疫抑制剤は逆にカンジダ菌を増殖・悪化させるため使用しません。
カンジダは常在菌なので完全になくすことはできません。そのため治療では、異常増殖した菌を少しずつ減らしていくことが目的となります。
通常であれば、治療は1週間から1か月ほどかけて行われます。

カンジダの治療中は、性器を乾燥状態かつ清潔にして、安静を保つことで治りやすくなります。しかし亀頭包皮炎が起きている場合は、性器を洗いすぎることによってほかの常在菌が洗い流されカビが増殖してしまうなど逆効果となることがあるため、注意が必要です。

放置するとかゆみや炎症が慢性化

カンジダの症状を放置したままにすると、患部の炎症がひどくなったりかゆみが慢性化することがあります。
特に高温多湿による陰部の蒸れや不清潔はカンジダ菌を増殖させる原因となるため、夏は症状がひどくなりやすい時期。
こまめに下着を洗濯したり、通気性のよい素材のトランクスを着用するなどで対策することが必要です。性器を清潔かつ乾燥した状態に保つことで、カンジダの症状が改善しやすくなります。

また男性が自分の症状を放置したまま性行為におよぶことによって、パートナーがくり返しカンジダを発症してしまう可能性も考えられます。
もしパートナーにカンジダ症状が慢性化していたり、くり返し発症している場合には男性側でもカンジダ症を疑うことが必要です。

性器はなるべく乾燥した状態を保つ

男性のカンジダ症には、

・性器を乾燥かつ清潔な状態に保つ
・通気性のよい素材の下着を着用する
・性行為の際にはコンドームを着用する
・疲れやストレスをためないように心がける
・体調不良に気づいたらよく休む
・性器を洗いすぎない

といった予防方法が有効です。

特に効果的なのは、性器を清潔で乾燥した状態に保つことです。これによって感染後の再発を防ぐことにもつながります。特に蒸れやすくなる夏期などには締めつけが少なく、通気性のよい綿素材のトランクスを着用することもカンジダの予防には有効です。

また性行為の際にはしっかりとコンドームを着用し、性器の直接的な接触を避けることも予防につながります。

まとめ

男性のカンジダは性器周辺や尿道に違和感やかゆみなどが起こる性感染症です。パートナーへの感染リスクがあるため、性行為を避けるなどで予防しましょう。またカンジダは自己感染することもあるので、疲れやストレスで免疫力が落ちているときには注意が必要です。
心配な症状があればすぐに検査を受けることをおすすめします。

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