2021.04.08

男性は感染しやすい!?HIVの感染原因・予防方法・検査方法を解説

AIDSを引き起こす病気であるHIV。男性の感染率が高いと耳にしたこともあるかもしれませんが、実際のところはどうなのでしょうか。
今回は男性の感染率や感染リスクのある性行為、HIVを予防する方法や検査方法について解説します。

男性の方がHIVに感染しやすいって本当?

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「HIVは男性が感染しやすい」という噂は本当なのでしょうか。国内の新規感染者割合についてみていきましょう。

2019年は感染者の82%が日本国籍の男性

2019年の調査では日本国内でHIVに感染したことが確認されたのは903人でした。そのうち日本国籍の人は770人ですが、そのうちの82%である741人が男性となっています。男性の方が感染しやすいと言われている原因は、この男女の感染者数の差です。

ちなみにHIVの感染によって引き起こされるAIDSの患者数も、日本国籍の人の感染者数333人中318人が男性となっており、圧倒的に男性の患者数が多いことがわかっています。

男性感染者のうち約7割が同性愛者

日本国籍の男性感染者の約7割は同性間性的接触による感染ということがわかっています。一方、異性間性的接触でHIVに感染した日本国籍の男性は全体の11%です。
このことからHIVに感染している国内の日本国籍の男性患者のほとんどが同性愛者であることがわかります。同性愛者でHIVに感染した日本国籍男性の大多数は20〜40代です。

1,000人以上の同性愛者の男性を対象にして行われた調査では、14%の人がHIVに感染しているという結果が出ました。また感染している人の44%はパートナーから感染したということがわかっています。

実は感染確率は女性の方が高い

男性の感染者数が圧倒的に多く、その感染機会が同性間性的接触ということがわかっていますが、実は感染確率自体は女性の方が高いと言われています。

異性間同士の膣をつかったセックスでは女性のHIV感染確率が0.1%であるのに対し、男性側は0.05%です。パーセンテージで見ると確率自体は高いとは言えませんが、女性の方が倍の確率で感染してしまうことがわかっています。

これは女性の方が性交時に接触する粘膜の面積が広いことが原因です。また、HIVに感染した男性の精液中のHIV濃度は、HIV感染している女性の膣分泌液の濃度よりもはるかに高いことも理由となっています。

「同性愛者ではないからHIVに感染する確率は低い」と考えるのではなく、異性間性的接触でも感染の可能性は十分にあることを知っておきましょう。

男性の同性愛者にHIV感染が多い理由

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どうして日本のHIV感染者のなかで同性愛者の感染が多いのでしょうか?理由を詳しく解説します。

アナルセックスは感染リスクが高い

同性愛者にHIV感染が多い理由はアナルセックスです。膣を使ったセックスは感染確率が0.01%ですが、アナルセックスで受け入れる側の感染確率は0.5%もあります。これは直腸の粘膜が非常に薄く、挿入時に傷つきやすいため、傷口からHIVに感染する可能性があるからです。同性愛者はアナルセックスで性交渉を行うケースが多いので高い感染リスクにさらされています。

オーラルセックスでも感染する

「アナルセックスをするときはコンドームをつけている」という場合でも、オーラルセックス時にはつけていないというケースが多いかもしれません。オーラルセックスでもHIVは感染します。特に受け入れる側は感染確率が高くなります。

男性が行う性行為別のHIV感染確率

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日常生活でHIVに感染する原因は性行為です。男性が異性間・同性間で行う性行為の感染率をそれぞれ解説します。

フェラチオ

男性がコンドームをつけてフェラチオをされた場合、感染の可能性はほぼ0%です。また唾液では感染する可能性はないので、コンドームをつけなくても感染の可能性はほぼ0%です。しかし、受け入れ側が感染者で口内に出血があった場合は、感染してしまう可能性があります。

フェラチオを受け入れる側の場合、コンドームを正しく使っていれば感染確率は0%です。挿入する側がHIVに感染していて、コンドームを使っていない・正しく使えなかった場合は0.1%以下の確率で感染します。

クンニリングス

男性がHIVに感染している女性パートナーにクンニリングスをする場合、0.1%以下の確率でHIVに感染する可能性があります。ただ膣を覆うことができるデンタル・ダムというものを正しく使用すれば、感染確率はほぼ0%です。

セックス

膣を使ったセックスで男性が感染してしまう確率は、0.1~1%と言われています。コンドームを正しく使えば、感染確率は0%です。

キス

唾液でHIVに感染することはないので、感染確率はほぼ0%です。ただ感染している側の口内で出血があった場合、そこから感染してしまう可能性はあります。

膣や肛門への指の挿入

感染しているパートナーの膣や肛門に指を挿入しても、感染の可能性はまずありません。ただし、挿入する側の指に傷や出血があった場合、そこからHIV感染してしまう可能性はあります。

アナルセックス

アナルセックスでHIV感染しているパートナーに挿入する場合で、パートナーの肛門や直腸に出血や傷がある場合、尿道などから感染する確率は0.067%です。逆に受け入れる側でパートナーが感染している場合の感染確率は0.5%です。特にHIV感染者のHIV濃度の濃い精液を直腸内で射精されると、感染確率は高まります。

コンドームを正しく使った場合、どちらかが感染していても感染する可能性はほぼありません。

皮膚感染や空気感染はしない

HIVは基本的に皮膚感染や空気感染はしない感染症です。ただ感染者の体液や血液に非感染者の傷口などが接触すると、感染の可能性があります。

男性ができるHIV予防方法

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男性が気をつけることができるHIV感染予防法を紹介します。感染しないために予防を心がけましょう。

コンドームを必ず使う

コンドームを使用すれば、感染者と性交渉をしても感染リスクは大きく下げることができます。コンドームを使うときは以下のポイントを意識しましょう。

・コンドームは挿入前ではなく、性交渉の最初から最後まで装着
・オーラルセックスにもコンドームを使用
・潤滑油などを使うときは、水溶性のものを使用
・爪が伸びているとコンドームを破ってしまう原因になるため切る

コンドームは二重に付けても予防効果が上がるわけではなく、かえって外れやすくなったり破れやすくなったりするので注意が必要です。

傷・炎症・潰瘍がある場所の接触を避ける

基本的には皮膚感染しないHIVですが、傷・炎症・潰瘍がある部分が感染者の体液や血液に触れると感染してしまう可能性があります。傷・炎症・潰瘍がある場合は、十分注意しましょう。

HIV予防薬・PrEP(プレップ)を使う

PrEPとは暴露前予防内服と呼ばれるHIV予防薬で、これを内服することにより、性交渉前からHIVを予防することができます。まだ日本では簡単に入手できず認知度も低いですが、インターネットや海外の医療機関から入手している人もいるようです。

こまめにHIV検査・性病検査を受ける

HIVを早期発見し感染を拡大しないためにも、こまめに検査を行うことが必要です。またHIVだけでなく、その他の性病検査もHIVを予防することになります。他の性病にかかっているとHIV感染の可能性が上がりますので、こまめに受ける習慣をつけましょう。直腸内で性病感染した場合、症状が出づらいので気づかないことも多いです。

男性がHIV検査をする方法

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男性はどんな場所でHIV検査をすることができるのでしょうか。身分を隠して検査ができるのかについても紹介します。

保健所や病院

保健所や病院の肛門科・性病科・SH外来ではHIV検査が可能です。保健所や自治体が指定している機関であれば、無料で匿名検査ができますので、各自治体のホームページを調べてみましょう。病院の場合は検査結果が早く出るタイプの検査ができるケースもありますが、匿名での検査は難しいです。

HIV検査キット

病院に行きづらい・周囲にバレないか心配という人は、郵送で検査できるHIV検査キットを使用するという方法もあります。自宅で採血や体液摂取を行い、郵送すると数日中に検査結果がわかります。結果はオンラインで見ることができるケースがほとんどですので、周囲の人にバレたくないという人でも安心です。

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